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コラム

徳島シーガルクリニック

コラム

マインドフルネスとリワークVOL.2

マインドフルネスがなぜ復職や職場定着に役に立つのか?

 マインドフルネスは、復職する際だけでなく、復職後に仕事を続けていくことや、⾃分らしく活躍していく時にも、支えの一つになります。 

 

集中⼒と⽣産性の向上 

職場では、多くの情報や課題に追われることも少なくありません。マインドフルネスに取り組む中で、「今、⽬の前の仕事」に集中する⼒が高まったり、仕事の効率を向上させたり、優先順位づけが上手くいくようになるかもしれません。その結果、集中力が増し、仕事の成果が高まっていくことが期待できます。 

 

ストレスへのレジリエンス(回復⼒)強化 

仕事を続けていく上で、ストレスを避けて通ることは難しいものです。マインドフルネスを習慣にすることで、ストレスを感じた時に過度に落ち込んだり、引きずったりすることが少なくなる可能性があります。つまり、ストレスに「影響され過ぎない」こころや身体を手に入れることができるかもしれません。これは、ストレスが避けて通れないというものであることを考えると、とても現実的な対応のあり方です。職場で日々起こる出来事や予測のしづらい状況でも、柔軟に対応できる、しなやかなこころ、つまりレジリエンスの獲得が期待できます。

 

 感情のコントロールと⼈間関係の円滑化 

マインドフルネスは、⾃分の感情に気づき、冷静に観察する⼒を養います。感情に振り回されることなく、冷静に目の前のことに対処できるようになるため、職場の⼈間関係においても、より円滑なコミュニケーションを築けるようになります。また、他者の感情への関心や共感⼒が⾼まることも期待できます。

 

客観的な視点と問題解決能⼒の向上 

マインドフルネスを通して、⾃分⾃⾝の思考や感情を客観的に⾒つめることができるようになります。そのため、問題が発⽣した際に慌てず、混乱せず、落ち着いて問題解決に取り組むことができるかもしれません。どのような状況に陥っても、本来の自分自身の力が発揮できるよう、こころを整えることができると良いでしょう。  

 

マインドフルネスは、「⼼の筋トレ」とも⾔われています。この「⼼の筋⾁」を鍛え、強くしなやかな自 分になることができれば、復職後の仕事のパフォーマンス向上はもちろん、ストレスとほどよく付き合うことができ、そして何よりも⾃分⾃⾝が穏やかに、充実した生活を送ることに繋がることが期待できます。 是非、この機会にマインドフルネスを体験し、復職、そしてその先の自分の人生をより豊かなものにするために一緒に取り組んでいきませんか。

マインドフルネスとリワークVOL.1

マインドフルネスがなぜ復職準備の役に立つのか?

マインドフルネスとは、「今、この瞬間の自分の状態に気づくこと」です。私たちは、過去の後悔や未来の不安、あるいは目の前のことに集中できずに頭の中でいろいろなことを考えてしまいがちです(それはそれで、意味のあることですが)。マインドフルネスに取り組むことは、こうした「いろいろな考えごと」をする自分を冷静に、客観的に、そして少し穏やかにすることに役立ちます。一言でまとめると、「自分を観察する」ことに役立 ちます。

 

マインドフルネスに取り組むことが、どのような変化が起きるか?

心のざわつきが落ち着きやすくなる 

休職中は、復職への不安や焦り、あるいは休職に至った原因へのとらわれなど、何かと心のざわつきを感じやすいものです。マインドフルネスはそうした心の動きに気づき、穏やかに受け止める練習をすることで、復職に向けていったん心を落ち着かせることに役立 つかもしれません。

 

ストレスに早めに気づき、対処しやすくなる 

自分がストレスを感じているか、四六時中意識を向けることは現実的ではありません。かといって、ふだんはなかなか気づきにくいものです。マインドフルネスは、ストレスに自然と早く気づけるようになり、結果として効果的なストレス対処を講じやすくなります。復職に向けて、自分のコンディションを効果的に整えることに役立つかもしれません。

 

心と体の声に耳を傾ける

 マインドフルネスは、自分自身の心と身体の「声」に丁寧に耳を傾ける練習でもあります。休職中に失われがちな、自分をいたわる気持ちや自己肯定感を育むことにも役立つかもしれません。これは、復職に向けて心身の健康を回復させる上で欠かせないプロセスです。

WRAPがなぜ復職や職場定着に役に立つのか?

「いい感じの自分」「キーコンセプト」「道具箱」等を通して、WRAPでは自分で自分を整えたり、リカバリーする方法を学び、実践していきます。復職を目指すにあたって、また職場で働き続けるにあたって、自分を守り、安心して職場に戻り長く働き続けるためにとても良いツールだといえます。

 

*年間講座では基本的な「自分らしく生きるためのWRAP」を学びますが、「仕事WRAP」「家事WRAP」など細分化して行うことも可能なのです。基本を年間で行うことで、いつでも基本に立ち返り、見直したり更新したりすることができます(仕事wrapはプログラムの中でも作成できます)。

 

<WRAPで学ぶこと>

★体調の波への事前準備ができる

「体調が悪くなりそうだな」と感じるサインにいち早く気づき、悪化する前に対応することができるよになります。そのため、突発的な欠勤や早退を減らし、安定して働けることに繋がっていきます。

 

★ストレスへの効果的な対処

職場でのストレスや困難に直面した際にも、Wrapで学んだ対処法を実際に行うことで、気持ちを切り替えたり、冷静に対応したりすることが可能になってきます。

 

★自分らしい働き方の確立:

自分の「元気な状態」を理解し、それを維持するために必要なことを明確にしようとする取り組みを

通して、無理なく、自分らしく働くための工夫を見つけやすくなります。

 

★周囲への適切な情報共有:

自分の体調や必要な配慮について、Wrapで整理した情報を基に、サポートしてくれる人たちに適切に伝えやすくなります。これにより、職場の理解とサポートを得やすくなり、安心して働ける環境を整えやすくなります。

 

★ストレスコーピングや認知行動療法とのつながり:

Wrapで自分自身の状態を深く見つめ、自分自身の傾向を把握することは、リワークのプログラムで行っているストレスコーピングや認知行動療法(CBT)に取り組む上での大切な土台ともなります。

経験者の方からも、「Wrapで自分を知ったおかげで、CBTが取り組みやすくなった」という声が多く聞かれています。

 

★復職、そしてその先へ

復職はReスタートです。Wrapを使いこなすことは、単に職場に戻るだけでなくその後のキャリアを安定させ、充実させるための土台ともなりえます。

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